わが民を惑わす預言者について主はこう言われる、 彼らは食べ物のある時には、 「平安」を叫ぶけれども、 その口に何も与えない者にむかっては、 宣戦を布告する。
彼らは、手軽にわたしの民の傷をいやし、 平安がないのに『平安、平安』と言っている。
主は仰せられる、見よ、わたしは偽りの夢を預言する者の敵となる。彼らはそれを語り、またその偽りと大言をもってわたしの民を惑わす。わたしが彼らをつかわしたのではなく、また彼らに命じたのでもない。それで彼らはこの民にすこしも益にならないと、主は言われる。
なぜなら、こうした人々は、わたしたちの主キリストに仕えないで、自分の腹に仕え、そして甘言と美辞とをもって、純朴な人々の心を欺く者どもだからである。
彼らをそのままにしておけ。彼らは盲人を手引きする盲人である。もし盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むであろう」。
にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。
ところが、あなたがたは道を離れ、多くの人を教えてつまずかせ、レビの契約を破ったと、万軍の主は言われる。
そのかしらたちは、まいないをとってさばき、 その祭司たちは価をとって教え、 その預言者たちは金をとって占う。 しかもなお彼らは主に寄り頼んで、 「主はわれわれの中におられるではないか、 だから災はわれわれに臨むことがない」と言う。
もし人が風に歩み、偽りを言い、 「わたしはぶどう酒と濃き酒とについて、 あなたに説教しよう」と言うならば、 その人はこの民の説教者となるであろう。
彼らはその先祖がバアルに従ってわが名を忘れたように、互に夢を語って、わたしの民にわが名を忘れさせようとする。
わが民は幼な子にしえたげられ、 女たちに治められる。 ああ、わが民よ、あなたを導く者は かえって、あなたを迷わせ、 あなたの行くべき道を混乱させる。
もろもろの国民の中に宣べ伝えよ。 戦いの備えをなし、 勇士をふるい立たせ、 兵士をことごとく近づかせ、のぼらせよ。
人を片寄り見ることは良くない、 人は一切れのパンのために、とがを犯すことがある。
「戦いを始め、彼女を攻めよ。 立て、われわれは真昼に攻撃しよう」。 「わざわいなるかな、日ははや傾き、 夕日の影は長くなった」。
あなたの預言者たちはあなたのために 人を欺く偽りの幻を見た。 彼らはあなたの不義をあらわして 捕われを免れさせようとはせず、 あなたのために人を迷わす偽りの託宣を見た。
わたしの手は、むなしい幻を見、偽りの占いを言う預言者に敵対する。彼らはわが民の会に臨まず、イスラエルの家の籍にしるされず、イスラエルの地に、はいることができない。そしてあなたがたはわたしが主なる神であることを知るようになる。
あなたは昼つまずき、 預言者もまたあなたと共に夜つまずく。 わたしはあなたの母を滅ぼす。